鹿児島県・奄美大島沖の東シナ海で、鹿児島市喜入町漁協所属のはえ縄漁船「春日丸」(30トン、6人乗り組み)が転覆した事故で、第10管区海上保安本部は24日午前、鹿児島市内で記者会見し、23日深夜に海上で船員4人を発見、2人が救助中に海に転落した状況について説明した。
それによると、転覆した漁船から東南東約15キロの海上で、巡視船「かいもん」が漂流している2人を発見したのは23日午後9時40分頃。
海上保安官3人が5人乗りゴムボート(長さ約5メートル、幅約2メートル)で救助に向かう途中、別の2人も発見した。
船員4人を乗せるとボートは定員超過になるが、波の高さは約4メートルに達しており、「荒天である上、4人の体力消耗が激しい」として救助活動を続行。午後10時45分頃、4人をボートに引き揚げた。
このうち、松山和則さん(46)(鹿児島県指宿市)はサメにかまれて負傷し、佐々木弘さん(46)(宮城県気仙沼市)は意識がなかったという。
ボートをワイヤでかいもんにつり上げる作業が始まった直後の同11時頃、大きなうねりが襲い、ボート内に大量の海水が浸入した。ボートの前方が下に大きく傾き、前方にいた佐々木さんと松山さん、海上保安官1人の計3人が海に転落。保安官は投げ入れられた救命浮輪で救助されたが、佐々木さん、松山さんは約45分間の捜索でも発見に至らなかった。
収容した村田勉さん(44)(鹿児島市)と松井章彦さん(45)(同市)の治療が必要と判断し、かいもんは同11時45分に現場を離れた。
ボートには救命胴衣2着を用意していたが、着用させる余裕がなかったという。
10管の野久保薫・警備救難部次長は「法律を守ることが前提で定員超過のボートをつり上げる訓練などは行っていないが、一刻を争う状況でやむを得なかった。全力を尽くしたが、2人を収容できなかったことは誠に残念」と語った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120324-00000397-yom-soci
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救助できなくて残念です。
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